リモコンの赤外線は見えませんが

リモコンの赤外線は人間の目では見えませんが、デジタルカメラで撮影すると光っているのが確認できます。

可視光用のデジカメのセンサーが赤外線にも反応するのであれば、逆に、赤外線用のセンサーも可視光に反応するかも知れません。

そこでリモコンの赤外線ＬＥＤを赤色ＬＥＤに交換してリモコン操作ができるかテレビで試してみました。

到達距離がとても短く（30cmくらい）なりましたがちゃんとリモコン操作ができました。

赤外線ＬＥＤの波長は940nm、赤色ＬＥＤは625nmで約1.5倍です。これを音に置きかえると、赤外線ＬＥＤが「ド」の音だとすると赤色ＬＥＤは「ソ」の音でかなり近いところにあることがわかります。赤外線には反応して可視光に反応しないようにするのはなかなか難しいことが想像できます。

人の目はなんでも見えているようにも思いますが、見えているのは音で言えばせいぜい１オクターブの範囲です。