2011年1月 6日 (木)

ワンスイッチ学習リモコン改良 2

 ワンスイッチ学習リモコンはスイッチの操作回数で操作内容を選びます。スイッチ1回では数字ボタンの1に学習したリモコン操作が行われ、スイッチ2回では数字ボタン2というようにスイッチの回数と同じ数字のボタン操作が行われます。スイッチを押す回数は8回ぐらいまでが実用範囲で、10回を超えると数え間違えるなど操作しにくくなると思います。

 このことから、今までは操作範囲を1から9までのボタンとし、スイッチ10回でグループ切換(長押しなしの場合)としていましたが、今回操作範囲を1から12までのすべての数字ボタンに拡げました。10回を超えると操作しにくくなるという点は変わらないので、変則的ですがグループ切換は10回で行うようにして、その上に11回、12回を置きました。グループ切換を長押しで行う場合は、スイッチ10回でボタン10の操作が行われますが、長押しなしのときはスイッチ10回でグループ切換が行われ、ボタン10に学習を行っても実行はされません。

 ボタン11,12にはめったに使わないけれど無いよりはましといったリモコン信号を学習して使用してください。スイッチを11回、12回操作するのはたいへんですが、繰り返し操作機能と組み合わせると少し楽になる場合もあると思います。

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ワンスイッチ学習リモコン改良 5,6

R016803  ワンスイッチ学習リモコンの操作用スイッチジャックは今までケースの側面に取り付けていましたが、今回下側(底面)に移動しました。側面に出っ張りがなくなり少し設置が楽になると思います。

 もう一点、改造するソニーのリモコンは、ブザー音が小さい傾向があります。前の機種も音が小さかったので一回り大きいブザーに付け替え、ケースに穴をあけて対処していました。新しいリモコンは電池カバーが全体を覆うようになってさらに聞き取りにくくなっているため、大きめのブザーをスイッチジャックの隣に配置しました。(写真「ス」の左下の穴)

 ソニーへの不満をここで言っても無意味ですが、96操作に使用したリモコン(RM-PLZ510D)は失敗作だと思います。まず、誤操作を避けるため普段はボタンを下にして置けるようになっています。この点は良いのですが、それを強調(強要)するあまり写真のように裏面が丸くなっていて、ボタン面を上にして置いたり操作したりできなくしています。店頭では裏側を見せて陳列されています。裏を見せるパッケージのせいで取説がきつく丸められて入っており読むのにいらいらします。表面のボタンはどうでも良かったのかも知れませんが、個々のボタンが必要以上に小さく、青赤緑黄のカラーボタンも黒です。この功績が大いに認められて担当者が栄転したのか、48操作に使用した次の機種(RM-PLZ330D)ではこれらの点は改善されています。*個人の感想です。

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簡易ECS リモコン繰り返し操作機能

 テレビの番組表やDVDレコーダの操作でリモコンの上下左右の矢印ボタンを使う機会が増えました。矢印ボタンは多くの場合希望の画面になるまで繰り返し操作が必要です。また、音量やテレビにチャンネルを一気に変えたい場合もあります。

 今までの簡易ECSではスイッチを押したままにすることでリモコン操作の繰り返しができましたが、間隔がスキャン間隔時間と同じため、かなりゆっくりした操作になってしまいました。また、リモコンボタンの長押しが必要な場合には対応できませんでした。(早送り再生、プレイステーション2の電源ボタン、パナソニック製テレビの設定など)

 そこで、スイッチを押している間リモコン信号が出続けるよう変更しました。これによりリモコンのボタンを直接押した場合と同じ繰り返し(連続)操作ができます。一方、スイッチを一旦押すと離すのが難しい場合は1回の操作でチャンネルや音量が2段階3段階と変わってしまい不都合なため、今までどおりのゆっくりした繰り返しを選択することもできます。

 なお連続したリモコン信号に対し繰り返し(連続)動作を行うかどうかはテレビなどの機器側の機能で、機器付属のリモコンボタンを長押しして繰り返し動作が行われなければ、簡易ECSを使っても繰り返し動作にはなりません。チャンネルボタンを押したままにしても1回しかチャンネルが変わらないテレビもあります。

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簡易ECSの改良

 簡易ECS(簡易環境制御装置)をちょっこし改良しました。

  1. リモコン信号のコピー機能追加
  2. リモコンの繰り返し操作機能追加

 リモコン信号のコピー機能は、ひとつのチャンネルに学習したリモコン信号をほかのチャンネルにコピーする機能で、1スイッチ操作によりユーザ自身で実行できます。

 簡易ECSでどのチャンネルにどのリモコン信号を割り当てるかは、リモコンの学習で決まりますが、使っていくうちに最初に学習した割り当て(順番)を変更したくなることがあります。この場合、今までは再学習作業が必要でしたが、コピー機能で1つずつ移動して行き希望の割り当てに変えることができるようになりました。(いままでどおり再学習による方法も可能です)

 また、テレビの音量操作などはテレビ放送を見るときのほか録画した番組やDVDを見るときにも必要なので、音量操作はテレビ操作のグループとDVDレコーダのグループ両方にあったほうが便利です。この場合テレビグループからDVDレコーダグループにコピーすることで学習作業は1回で済みます。

 コピーの操作方法は以下のとおりです。例:チャンネル30の学習内容をチャンネル40にコピーする場合

  1. チャンネル30のリモコン操作を行います。
  2. オートスキャンでチャンネル40を表示させます。(40,41,42...と表示が切り替わっていく状態にする)
  3. チャンネル40が表示されている間にスイッチを8回連打します。ブザーが鳴ってコピーが完了します。(チャンネル30の内容は残ります)

簡易ECS説明書

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ワンスイッチ学習リモコン更新

 ワンスイッチ学習リモコンは市販の学習リモコンを改造した物ですが、使用していたリモコンが製造終了となったため、後継機種を改造することになりました。

R017003_2 R016801_2 使用したリモコンにより2機種あります。写真左は12ボタンx8グループで合計96種の操作ができるタイプ。写真右は12ボタンx4グループで合計48種の操作ができるタイプです。

 操作数(グループ数)以外の機能は同じで操作方法も前のリモコンとほぼ同じですが、新規作製にあたり少し変更/改良を加えました。

  1. 繰り返し操作機能を追加
  2. グループあたりのボタン数を9個から12個へ増加
  3. グループ数設定機能を追加
  4. ばたつき除去機能を追加
  5. スイッチのジャックを下(底)へ移動
  6. ブザー音を聞きやすく変更

それぞれの詳細は追って説明します。

1スイッチ学習リモコン[48操作]

1スイッチ学習リモコン[96操作]

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テレビ用ワンスイッチリモコン更新

 ワンスイッチリモコンは市販のリモコンを改造したものですが、改造に使用していたリモコンが製造終了になったため、後継機種を改造して作ることにしました。

R016518  機能や操作方法は前と同じですが、放送切換操作を少し改良しました。

 今までは放送切換操作を行うと、1回ごとに地上アナログ→地上デジタル→BS→CSと放送が切りかわりましたが、地デジ化が進み地上アナログと地上デジタルを切り換えて見るケースは少ないと思います。またCSは、契約していない人にとっては切り換える必要性が無く、BSから地デジに切り換えるときによけいな操作が必要になってしまいます。

 新しいリモコンは放送切換を個別に行うことができるためワンスイッチ操作で切り換える放送をユーザが選択できるようにしました。たとえば放送切換1回ごとに地上デジタルとBSの間を交互に切りかわるようにできます。

ワンスイッチリモコンの説明

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2010年9月23日 (木)

古いリモコンの地デジ対応

地デジに対応していない古いリモコンでも、地デジテレビの電源、チャンネル上下、音量上下の基本操作はほとんどの機種で可能です。ワンスイッチリモコンで操作するのはこれら基本操作だけなので、地デジ対応テレビに買い換えた場合でも、今まで使っていた地デジ非対応のワンスイッチリモコンがそのまま使える可能性が十分あります。

新しいテレビのメーカが今までのテレビと同じ場合は、リモコンのメーカ設定が不要のこともありますが、別のメーカの場合は設定を変える必要があります。説明書をなくしてしまった場合リモコンメーカのホームページで見ることができます。ワンスイッチリモコンには主にオーディオテクニカ製のリモコンを使用しています。

主なものの型名は写真左からATV-521D,ATV-552,ATV-522,ATV-551,ATV-551Dです。 型名からオーディオテクニカのホームページで対応するテレビメーカと設定方法を調べてください。(すべて生産完了品です)

Rim1544_2 Dsc5020_2 Ezremout Dsc4594_2 Ez1_2

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2010年5月21日 (金)

1スイッチ学習リモコン

学習リモコンとはテレビなどの付属リモコンの信号を読み込ませることにより、同じ信号を出せるようにしたリモコンです。リモコンの信号の読み込みを「学習」と称していますが、実際には録音に近い動作で、試行錯誤で精度が上がったり、未知のボタンの信号を類推するような賢さはありません。うまく働くかどうかは学習のいかんによります。Rimg0438

1スイッチ学習リモコンは市販のソニー製学習リモコンを改造して作ります。元のリモコンには各社のテレビ、DVDレコーダなどのリモコン信号があらかじめ記憶(学習とは別)されていますがそれらは使用できずすべて学習により登録します。

学習は「1」から「9」の9個のチャンネルボタンに対して行います。「テレビ」「DVD」など3つから8つのグループに分かれていて、「テレビ」グループの「1」ボタンと「DVD」グループの「1」ボタンには異なる内容を学習できます。「テレビ」などの名称は仮のもので「テレビ」グループにDVDレコーダのリモコンを学習してもさしつかえありません。

1スイッチ操作はスイッチを1回押すと「1」ボタンに学習した操作、2回続けて押すと「2」ボタンに学習した操作というように「1」から「9」のボタンをスイッチを1から9回押すことで選択して操作します。グループ切換はスイッチを長押しして行います。

操作は簡単ですがどこに何を学習したか把握しておく必要があります。一覧表を作って見えるところに貼っておいても良いと思います。

どのボタンに何を学習するか自由に決められますしエアコン、オーディオなど赤外線リモコン付きのものはたいてい操作できて自由度が高いのですが、条件としてまわりに学習作業を任せられる人を確保する必要があります。学習はそれほど難しい作業ではありませんがたいていの人にとって未経験のことなので尻込みされたり、逆に余分なことをしてしまうことがあります。

学習作業での注意点はこちら

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リモコンを聞く方法

リモコンの赤外線は聞こえませんがAMラジオを使うと聞くことができます。AMラジオの選局を放送のないところにあわせ、近くでリモコンのボタンを押すと、リモコンの信号が音になって聞こえます。ただそれだけのことで何かの役に立つわけではありません。

いろいろなリモコンで試すと、メーカによって音が違うことがわかります。シャープは虫か鳥の声のよう、パナソニックはシャープに似ていますが出しゃばった感じ、ビクターは間隔が短くせかせかした感じ、ソニーはトーンが少し高くSFアニメの光線銃のような音、架空のものにたとえてもわかりにくいと思いますが、三菱は原付のような小型の乗り物が飛んでいる感じ、パイオニアはバスくらいの乗り物の飛ぶ音(あくまで個人の感想です)

東芝、日立、サンヨーははじめに「プ」と音が出た後「プツプツ」というダイヤル式の電話をかける時のような音が出ます。これは、これらのメーカのリモコン信号が、ボタンが押されたとき1回だけどのボタンが押されたか示す信号(プ)を送信し、以降はボタンが押されていることだけを示す信号(プツプツ)を送信して省エネを行っているためです。

ほとんどのメーカはどのボタンを押しても同じ音に聞こえますが、ソニーはボタンにより音程が変わります。これはリモコン信号の表し方がソニーのみ異なっているためと思われます。リモコンは赤外線の発光と消灯を繰り返して信号を表しますが、ソニー以外のメーカが発光時間を一定にして消灯時間の長短で信号を表すのに対しソニーは消灯時間一定で発光時間を変化させています。どちらが優れているのかわかりませんが他と同じにしたくなかったのではと思います。(あくまで個人の感想です)

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2010年5月20日 (木)

専用1スイッチリモコン

市販の汎用リモコンで対応できない場合、そのテレビ専用の1スイッチリモコンを作る方法があります。リモコン信号を調べるためにテレビに付属のリモコンをお借りしますが、付属リモコンは加工しないのでレンタル品でも対応できます。また、たいていの場合付属リモコンをもう1台購入するより簡単で安上がりです。R0013861

欠点は上で述べた付属リモコンを送る必要があることと、テレビの機種が替わったら使えなくなることです。

写真はORION製DVDプレーヤ付きテレビ専用1スイッチリモコンです。同じORION製の別機種では市販のリモコンで対応できたのですが、この機種に対応しているリモコンが見つからないため、付属リモコンをお借りして作製しました。

スイッチ1回でチャンネル+、2回でチャンネル-、3回で電源操作が行われます。

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