2012年10月21日 (日)

簡易ECS機能追加

簡易ECSの設定には、介助者の手助けが必要でしたが、機能追加によりユーザ自身で設定を変えることができるようにしました。なお、従来の方法も有効です。
Rev.56以降のバージョンで可能です。Rev.50以降の機体であれば改修によりバージョンアップ可能です。お問い合わせください。

 設定方法のあらましは以下のとおりです。詳しくは取説をどうぞ。
1. チャンネル99を選択し実行--表示が99からA0に変わり、設定項目選択状態となります。
2.操作スイッチを短くオン--設定項目番号が1ずつ増えます。
3. 変更したい項目番号が表示されているときに操作スイッチを長押し--現在の設定値が表示されます。
4.設定値を表示しているときは上の桁の小数点が点滅します。
5.操作スイッチを短くオン--設定値の下の桁の数字が1ずつ増えます。
6.下の桁の表示が「-」の時に長押し--上の桁の数字が変化するようになります。
7.上の桁の数字を変えているときに長押し--上の桁は確定し、下の桁が変えられるようになります。
8.長押し--表示されている数値が設定値として登録され、設定項目番号表示に変わります。
9.設定を終了するには設定項目0で長押し-- 通常動作のチャンネル99が選択された状態に戻ります。
10.設定項目aaで設定値を09にして長押し--すべての設定値が初期値に戻されます。(学習内容は残ります)
11.30秒間スイッチ操作が行われないと通常動作のチャンネル99が選択された状態に戻ります。

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2011年1月 6日 (木)

簡易ECS リモコン繰り返し操作機能

 テレビの番組表やDVDレコーダの操作でリモコンの上下左右の矢印ボタンを使う機会が増えました。矢印ボタンは多くの場合希望の画面になるまで繰り返し操作が必要です。また、音量やテレビにチャンネルを一気に変えたい場合もあります。

 今までの簡易ECSではスイッチを押したままにすることでリモコン操作の繰り返しができましたが、間隔がスキャン間隔時間と同じため、かなりゆっくりした操作になってしまいました。また、リモコンボタンの長押しが必要な場合には対応できませんでした。(早送り再生、プレイステーション2の電源ボタン、パナソニック製テレビの設定など)

 そこで、スイッチを押している間リモコン信号が出続けるよう変更しました。これによりリモコンのボタンを直接押した場合と同じ繰り返し(連続)操作ができます。一方、スイッチを一旦押すと離すのが難しい場合は1回の操作でチャンネルや音量が2段階3段階と変わってしまい不都合なため、今までどおりのゆっくりした繰り返しを選択することもできます。

 なお連続したリモコン信号に対し繰り返し(連続)動作を行うかどうかはテレビなどの機器側の機能で、機器付属のリモコンボタンを長押しして繰り返し動作が行われなければ、簡易ECSを使っても繰り返し動作にはなりません。チャンネルボタンを押したままにしても1回しかチャンネルが変わらないテレビもあります。

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簡易ECSの改良

 簡易ECS(簡易環境制御装置)をちょっこし改良しました。

  1. リモコン信号のコピー機能追加
  2. リモコンの繰り返し操作機能追加

 リモコン信号のコピー機能は、ひとつのチャンネルに学習したリモコン信号をほかのチャンネルにコピーする機能で、1スイッチ操作によりユーザ自身で実行できます。

 簡易ECSでどのチャンネルにどのリモコン信号を割り当てるかは、リモコンの学習で決まりますが、使っていくうちに最初に学習した割り当て(順番)を変更したくなることがあります。この場合、今までは再学習作業が必要でしたが、コピー機能で1つずつ移動して行き希望の割り当てに変えることができるようになりました。(いままでどおり再学習による方法も可能です)

 また、テレビの音量操作などはテレビ放送を見るときのほか録画した番組やDVDを見るときにも必要なので、音量操作はテレビ操作のグループとDVDレコーダのグループ両方にあったほうが便利です。この場合テレビグループからDVDレコーダグループにコピーすることで学習作業は1回で済みます。

 コピーの操作方法は以下のとおりです。例:チャンネル30の学習内容をチャンネル40にコピーする場合

  1. チャンネル30のリモコン操作を行います。
  2. オートスキャンでチャンネル40を表示させます。(40,41,42...と表示が切り替わっていく状態にする)
  3. チャンネル40が表示されている間にスイッチを8回連打します。ブザーが鳴ってコピーが完了します。(チャンネル30の内容は残ります)

簡易ECS説明書

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